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リーダーたちの未来図

豊かな社会をリードするスポーツの可能性

株式会社ドーム 代表取締役 安田 秀一 USF 代表理事 諸橋 寛子

株式会社ドーム 代表取締役安田 秀一USF 代表理事諸橋 寛子

米国発のパフォーマンスアスレチックブランド「アンダーアーマー」をはじめ、サプリメント、メディカル用品、パフォーマンスディレクションの3事業を展開し、国内のスポーツ用品市場で躍進を続ける株式会社ドームの安田社長に、企業理念であるスポーツを通じた「社会価値の創造」について、またその取り組みや未来の構想を伺いました。

社会価値の創造を目指して

諸橋寛子御社とはUSFの設立当初から被災地での活動をサポートいただいたり、ウィンタースポーツイベントを協力して盛り上げたり、いろいろな形でコラボレーションをさせていただいています。スポーツを通じて「社会価値を創造する」ことを企業理念に掲げていらっしゃる御社と「スポーツを通じた社会貢献」を目的にする当財団とは、ベースの部分で通じ合うものを感じています。今日はスポーツの社会的価値や社会貢献について御社の考えかたや具体的な取り組みをお聞きかせいただければと思います。

安田秀一氏ドームが創業以来掲げている「社会価値の創造」という企業理念は、社会的に意味のあるものを創り上げること。つまりスポーツを通じて社会の役に立つ新たな市場や文化を創り出し、世の中に貢献していきたいということです。

そもそも私たちが企業としてお金を稼ぐためにイベントを企画しようとか、こういう施設を活用しましょう、行政や団体などにもアドバイスしましょうといった、さまざまな活動や働きかけが社会貢献につながるという認識を持っています。その結果としてスポーツ産業が大きくなれば、経済が活性化し、言葉通り「スポーツを通じて日本を元気にする」ことになります。よって、今一番やるべきことはマーケットの拡大だと考えています。

株式会社ドーム 代表取締役
安田秀一氏

諸橋当財団もスポーツ振興が、ひいては市場の拡大につながることを期待しています。スポーツ産業全体が成長することで経済効果が高まれば、そこで生まれた資源が子どもたちやアスリート、各施設に充当される。そういった正のスパイラルを作り出すことでスポーツ自体が社会に寄与していくことができればいいなという考え方なのですが、それは御社とも共通するところですね。

安田氏外形的にみて、成熟国家においてスポーツは成長産業です。ただ、現状を言えば日本の余暇産業は96年の90兆円をピークに毎年縮小を続け、現在までに約3割減少※しています。しかも余暇産業の中で最も大きな位置を占めるのがパチンコ産業で、スポーツは同様に約25%減少という状態です。

一方アメリカは、過去15年で約2.5倍に伸びていて、その牽引役となったのがスポーツ産業。2010年には自動車産業を越えるほどの急成長を遂げています。日本だってやり方しだいで今の何倍も成長できる可能性があるわけです。欧米の実績をもとに、弊社ではスポーツが成熟した国家にとって最適な成長産業であると捉え、スポーツの楽しさや教育的な観点から見た素晴らしさなど、その本質的な魅力を伝えながらスポーツ産業の発展の一翼を担いたいと思っています。

※公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2013」